もうレンズ沼から卒業。
何度そう思ったことか。初めて一眼レフを購入したときから、将来的なフルサイズ移行を想定し計画的にレンズを購入してきたが、人の欲とは怖いものだ。もっといい画質、もっといい写真が撮りたくなる。また所有物欲もある。観光地ですれ違う他人の持つ機材が気になってしまい欲しくなる。自分の持つ機材に引け目を感じることはなくても、憧れの気持ちは捨てきれない。我慢できずに先月末買ってしまいました。キヤノンが誇る名玉。EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ、通称ナナニッパと呼ばれるレンズだ。
通称ナナニッパ。記者会見映像に映りこむ報道カメラマンが必ずといっていいほど付けているプロカメラマンの定番中の定番レンズ。70-200mmは各社最も力を入れている焦点距離であるためか、画質もAFもあらゆる面で最高レベルのレンズ。これ一本あれば70mmから200mmの間の単焦点レンズは必要ないと言う人もいるほどだ。最高画質と引き換えに重さと価格も最高レベル。蛍石レンズを含む19郡23枚、重量1,490g。価格はAmazonで24万円ほど。
【EOS Kiss X7 EF 16-35mm F4L IS USM(焦点距離23mm) マニュアル(1/15sec) F4 ISO400】
これを買うために三本のレンズを売却した。EF-S 24mm F2.8のパンケーキレンズ。私が最初に購入したレンズだ。二つ目はSigmaのArt35mm。35mm以下の広角域では最高レベルの画質と評判の単焦点レンズ。三つ目はEF 70-200mm F4L IS。ナナニッパを買い増ししてF4Lを手元に残すことも考えたが予算を考慮して、泣く泣く売却。
ナナニッパの未使用中古品が某ショップに入荷しているとの情報をキャッチし、これら三本を売却して買い替えしました。購入価格は税込み19万円弱。追加の出費は6万ほど。高い買い物だったけど、これでレンズ沼が終わるかと思うとホッとしている自分がいる(笑)。
早速先週TDSに行ってナナニッパで試し撮りしてきました。(詳しくは別エントリーで) 左手にのしかかるずっしりした重量感。その重さをうれしく思っているうちは幸せなカメラライフが送れそう。撮影した写真を見ると、キレキレ、カリカリの解像度。数メートル離れた位置からでも髪の毛一本一本まできっちり写し取る。これ以上の画質はないかと思うと少しさびしい気持ちもある。
【EOS Kiss X7 EF 16-35mm F4L IS USM(焦点距離23mm) マニュアル(1/15sec) F4 ISO400】
EOS6Dに取り付けた図。このレンズを付けて首から提げて歩くのはちょっと難しい。街中をこんな格好で歩いていたらどう考えても怪しい人だもん。