前記事に続きスターウォーズ/フォースの覚醒の感想。ネタバレありです。
エピソードⅠ~Ⅲの三部作は旧三部作ファンから不評でしたが、今作は随所にエピソード4新たなる希望をオマージュした場面が見られ旧三部作ファン歓喜の内容になっています。
上記写真のミレニアム・ファルコン号船内の場面もその一つ。エピソード4ではフォースに対して懐疑的な見方をしていたハン・ソロが、エピソード7/フォースの覚醒ではフォースの存在をフィンとレイに語っていました。また、同じくミレニアム・ファルコン号の床下に隠れる場面はついクスッと笑ってしまいました。誰も気づかないだろうけど、ソロだけは気づいちゃうんですよね。それは持ち主だから。相変わらずソロは借金取りに追われているし、いい年したおっさんなのに何も変わってない。そのソロがファルコン号のコクピットで一言呟いたシーンはジーンと来てポロリと涙しちゃいました。
この他にも旧三部作をオマージュした場面がいくつもあり、ファン歓喜のないようになっていますが、ちょっとやり過ぎかなーと思う部分もある。キャストとスタッフを一新して、旧三部作のストーリーを少し変えてリメイクしたかのような印象を持つ。スカイウォーカー一族は代が変わっても同じことを繰り返してるんかーい!と突っ込みたい。これでレイとカイロ・レンが双子なんて展開だったらまんまじゃないですか。おそらくは従兄弟なんでしょうけど。もうちょっと斬新なストーリー展開が良かったですが、それは次回作以降に期待しましょう。今作は8.9に続く感たっぷりの序章という位置づけで納得します。
ところで弟子(甥っ子)に裏切られたのはわかりますが、ルークはなぜあの星に引きこもったんでしょうか。自分の在り処をR2-D2に残し、でもそのR2-D2は自分がいないと起動しない仕掛けを施した。つまり、ルークの元を訪ねられるのは、フォースもしくは血筋の持ち主だけってことなんですよね。ジェダイの寺院がどうのこうのと言及されていたシーンもありましたし、あの星に居ざるを得ない何かがあったのではないか・・・じゃなければルークはどんだけ~!ガラスのハートやねん。