ニコンに遅れること一ヶ月弱。待ちに待ったキヤノンのフラグシップ機EOS-1D X MarkⅡが発表されました。
主なスペックは以下の通り。
EOS-1D X MarkⅡ
・デュアルDIGIC6+
・20.2MP フルサイズCMOSセンサー
・連写は14コマ/秒(ライブビューモードで16コマ/秒)。RAWで170枚(CFast使用時)
・ISO100-51200(拡張で50、409600)
・4K動画は最大60fps。MotionJPEG、800Mbps
・デュアルピクセルCMOS AF。動画で追尾AFが可能
・液晶モニタは3.2インチタッチパネル、162万ドット、視野角は上下左右170度
・GPS内蔵
・36万ドットの測光センサー。216分割ゾーン測光。EV0~20
・Wi-Fiはオプション
・61点AF、41点はクロスタイプ、中央は-3EV対応、61点全てがF8対応
・AFポイントは赤色で表示されるインテリジェントビューファインダー
・CFとCFastのデュアルカードスロット
詳細はhttp://cweb.canon.jp/newsrelease/2016-02/pr-1dxmk2.html
ニコンのときのようなインパクトはありませんでしたが、正常進化といえる内容ですね。AFの測距点は従来通りで、ニコンのD5の153点AFと比べると負けた感がありますが、範囲は広がったし61点全部F8対応なので、スペックの数値ほどの差はないと思います。ニコンのD5との比較で言えば、テレコンをかましたときと、動画と、連射能力が勝っていて、高感度とAF点数で負けているとことですね。負けていると書いた高感度にしろAF点数にしろ、スペック上の数値ではなく実用上どうかということもあるので、実機による作例が早くみたいところです。
個人的にがっかりだった点は、EOS-1D X MarkⅡのみの発表であったこと。レンズの一つや5D4等の同時発表が欲しかった。EOS-1D X MarkⅡにしろD5にしろ、僕らの手の届かない領域の機械ですからね。現実味のあるラインナップという意味では、先行のニコンはD500を発表したし、キヤノンも前倒しで発表して欲しかったなー。